こんにちは!毎日の育児にゆる~く知育を取り入れているずぼら主婦・しずくです。
今回は、次男・チビチビタ(当時11か月)とベビーパークの体験レッスンに行った際のレポートをお届けします。
実際にレッスンを体験した上で感じたメリット、デメリットを
包み隠さず正直に、かつ体験の内容を詳しくお伝えしているので、興味がある方はぜひ参考にされてくださいね!
申し込んだ経緯
超大手の幼児教室として有名なベビーパーク。わたしも、チビタが生まれてからというものずっと気にはなっていたのだけど、幼児教室って敷居が高そうだし、勧誘も怖い…と、軽々しく体験を申し込む気持ちにはなれなくて。
それからずいぶんと時は経ち、2022年7月のこと。子育てサークルで習い事の話題が出たときに、ベビーパークの話がでてきたのです。
1人のママからの
「体験レッスンに参加してみてすごくよかった!」
と言う話を聞いて、これは行かない手は無い!と、さっそく応募することに。
(やっぱり、身近な人からの口コミって一番信用できますよね)
オンライン上で申し込みの手続きをした後の流れもスムーズで、すぐに担当の方が電話で連絡をしてきてくれてさくっと日程も決まって準備が整いました。
オンライン育児勉強会
対面での体験レッスンの前に、Zoomを利用したオンライン育児勉強会なるものに参加することに。
(コロナ前は、対面で行っていたようです)
育児勉強会、と聞くと何だか堅苦しい印象を持つかもしれませんが、実際はそんなこともなく。我が家は、夏休み真っただ中ということもあり自宅で子ども2人も一緒に参加することになったため、内容をしっかり聞き込むことはできなかったのですが、ざっくりとしたトピックや感想がこちら。
・ベビーパークのレッスンの概要
・実際のレッスンの映像
・料金システム・キャンペーンについて
乳幼児の脳の発達に関しての説明は、触りだけだからか(?)色々な幼児教室で度々耳にする内容であまり新鮮味はなかったですが、研究結果に基づいて、効果的に子供の能力を高められるよう計算してレッスンが行われているんだということを理論づけて説明してくれたので、レッスンの意義などもしっかり理解できました。
勉強会の感想
勉強会の内容自体はよかったのですが、リモートでの勉強会を担当してくれたスタッフさんが新人さんなのか、少し頼りなかったこと、そのせいかベビーパーク側の映像に度々不具合が生じていたこともあって、この時点では
ベビパってすごいし、面白そう!だけど、正直やや胡散臭いな…
体験レッスン
そんな複雑な心境の中で迎えた対面での体験レッスン。
既存の生徒さんに交じってレッスンを行うと聞いていたのですが、実際に教室に行ってみるとその日はわたしたち親子1組だけでした。
ベテラン臭が漂う、はきはきしたとっても感じのいい先生が出迎えてくださって、
《今回は期待できるかもしれない…!》
と、さっそくハードルを上げながら教室の中へ。
マザーリング(約10分間)
まずは、母親の学びの時間。毎回、最初の10分はこの時間を取るそうです。
【親子教室】という位置づけから、まずは子供ではなく親に学んでもらい、親に先生になってもらうのが目的とのこと。
確かに、どんなに内容がよくとも、週1回のレッスンだけでは充分な効果はでないよね…
毎日、親であるわたしが効果的に関わってこそ意味があるよね…
と、その趣旨については大いに納得。
また、
【まずは子どもに環境に慣れてもらうことが大事】。
親が先生と会話しているのを見ることで、先生が害のない人であることを認識することができる、といった理由もあるそう。
(怖いものなしの長男・チビタが、幼稚園の入園面接の際に静まり返った部屋に急に連れてこられて見知らぬ人・園長先生に話しかけられ怖気づいていたことを思い出し、なるほどな、と思いました。)
事実、人見知り真っ最中の次男・チビチビタも、マザーリングの途中からは自ら私から離れて部屋の中を探検しだしたので、どこに行ってもまずは環境に慣れさせることは大事なのだなと感じました。
【1日100回を目標に、毎日子供に好きと伝えてほしい】
【兄弟2人同時に泣いたら、まずは長男を大切に】
次男は、2回目の育児で余裕があるからかわいく感じるかもしれないけれど、次男のことばかりかわいがってはだめ。兄弟同士の有効な関係が築けなくなる。
メインレッスン
・始まりの歌
振り付け付きの、【Hello, how are you?】の英語の歌でした。
びっくりしたのが、英語専門の先生ではないだろうにとっても発音がよかったこと。元英語講師であるわたしがそう感じたくらいなので、間違いなくお上手でした。
・出席確認
紙に書かれた息子の名前を先生が見せて、読み上げてもらって、返事をするという流れ
・音の鳴るおもちゃで追視のトレーニング
(zoomでもこの内容を拝見しました)
・フラッシュカード
ずっと気になってはいたのだけど、実際に先生がやっているのを間近で見るのは初めてでした。
絵や文字、数字が点在しているカードを「カシャン カシャン カシャン」の合図と共にめくっていきます。
写真記憶をするように、との意図が言葉にも込められているのでしょうか。
ちなみに、前職では幼児向けの速読の商品も取り扱っていたのですが、それに通じるものもあるなあと。この辺りは、脳の鍛え方が似ているんだろうなあと感じました。
また、フラッシュカードをめくる速度が思っていたよりゆっくりなのだったことにはびっくりしました。初めてのレッスンだからなのかもしれないし、幼児教室によっても速度は違うのかもしれませんね。
ちなみに、チビチビタは途中までカードを見てたけど、釘付けになって興味津々!とまではいかなかったです。
(★フラッシュカードに関しては、簡単に家庭でも取り入れられそうなアイディアがたくさんありました。ぜひ教室で体験してみてください!)
・100玉そろばん
はじいたり、指でなぞったり、横にして上に飛ばしたり…。様々な活用方法を学べました。
・英語の歌 (マザーグース)
歌を聴きながら、歌詞を指で辿っていき目で追わせる仕組みを作っていました。
・手遊び歌
げんこつやまのたぬきさんなど、数曲。
曲名は忘れてしまったのですが、曲に合わせて横抱っこ→うつ伏せ抱っこででゆらゆらするのがチビチビタには大ヒットでした。
・赤ちゃんの姿勢についての指導
赤ちゃんのおすわりの正しいやり方を習って、そのやり方を応用しつつ抱っこしながらゆらゆら体を動かし運動しました。
・コップかくし/手かくし
コップかくしは、3つのカップの中から、おもちゃが入っているコップを見つけ出すというもの。
手かくしは、左右の手、どちらにおもちゃが入っているか見つけ出すというもの。
チビチビタは、どちらもしっかり食いついてました。
その中で、赤ちゃんの記憶力、海馬の話も交えつつ効果的なトレーニングの仕方も指導してくれました。
・絵本の読み聞かせ
【赤ちゃんは、文字を丸や三角のような形と同じように捉えるので、漢字もすんなり理解する】
ということで、ベビーパークではあえて漢字が載っている絵本を使うそう。
今回はベビーパークオリジナルの動物の絵本を読み聞かせてもらったのですが、これがなぜだか大ヒット。めちゃめちゃウケてました。笑
お土産にいただいた同じシリーズの動物絵本も、内容が濃くて大人が呼んでも発見があるほど。
・移し入れ
ペットボトルの中に小さなパーツ(今回は文字スタンプ)を移し入れるトレーニング。
入れる時の落ちる感触も、入れた後にカラカラ鳴る音も、どちらも気に入ったようで集中して遊んでいました。
・最後にハグタイム
ここまでレッスンを頑張ってくれた我が子に【ありがとう】のハグ。
正直、こっぱずかしいと言われればそうなのだけれど、こちらの教室が子供をとても大切にしていることはわかったし、常に子供にそのような意識を持ち続けることは大事だと思うので、わたしは素敵だなと思いました。
その他・先生からのアドバイス
レッスン中、様々なアドバイス(どれも中々ストイック)を先生からいただいたので、覚えている範囲でお伝えしたいと思います。
・食べてはいけないものを口に入れようとする
叱ったり禁止するのではなく、さりげなく子供の手を取って口元から小さいパーツを遠ざける等、大人が事前に阻止するべし。
・小さい子供が悪さをするのは大人の責任
レッスン中、他の人たちに迷惑かけそうになったら抱っこをしておくなど、とにかく親が子供から目を離さないこと。子が悪さをするのではない、目を離している親が悪い。
・子が自由にできる環境づくりをする
親が範囲をきめて、その枠の中で子どもを自由にさせる。
それなら子供は親の管理可に置かれているとは思わない、子はそれが自由だと感じてのびのびと遊ぶことができるから楽しい。
レッスン中も、決して活動への参加は強制しない。先生が子供を椅子にムリに座らせる、というようなことは決してしない。教室側は、椅子を用意するが、あくまでも座るのは子供の自由、といったスタンス。
勧誘について
こちらは皆さんが気になるところだと思うのですが、わたしの場合は本当に体験レッスンがメインで、勧誘の時間はほぼなかったと言っても過言ではありません。
もちろん、その場でしつこく入会を迫られるなんてもってのほか。その後の電話勧誘などもありませんでした。
体験レッスンが終わった後に、教室独自のお得なキャンペーンのチラシをいただきその際に料金の説明は聞いたのですが、それ以外の情報(レッスンの日にちや時間帯などの詳細)は、わたしから聞かない限りは向こうから話してくることはありませんでした。
勧誘の程度も講師の先生によるとは思うので、全ての教室でこのような状況であるとは言い切れないのですが、少なくとも会社の方針としては強引な勧誘をされることはないのでは?と思いました。
一連の件を通して、ベビーパークは信用できる教室だと感じたので、センシティブな問題になりうる勧誘行為に関しても企業としてしっかり指針を打ち出しているのではないかな、と。(あくまでも予想ですが)
場所・設備
こちらが意外とわたしの中ではネックでした。
建物の立地はとてもいいのだけど、建物や室内の設備が少し安っぽかったことには教室を入った直後からずっと気になっていました。
(教室にもよるようですが、調べてみたらそういった場所が多いそうで…)
もちろん、一番大切なのはレッスンの内容なので、建物なんて二の次なのですが、
月謝がほかの習い事に比べて割高であるのに室内の設備が古くさいことが、金額が環境に見合ってない気がして違和感がありました。
親子の気持ちが上がる空間づくりって、実は大切なのだな、と。
とにかく、この件については教室による、とのことなので実際に最寄りの教室を確認していただくのが一番いいかと思います。
体験レッスンの感想
子どもが飽きる暇もないくらい、本当に手を変え品を変え代わる代わる進行していくレッスンを、次男・チビチビタがしっかり集中して楽しんでくれてびっくりしました。
(なんせ当時は人見知り・場所見知り真っ只中だったので)
そして、レッスンの内容については…簡潔にまとめてしまうととっても抽象的な言い方になってしまいますが、
【右脳鍛えられてる感、刺激されてる感】
は確かにありました。それはもう強く、強く。
だけど、だけど・・・!!!!!
ストイックな育児論には好みが分かれそう
レッスン内容には大満足だった一方で、ベビーパークの育児論がストイックだったことが、私の中では気になってしまって。
その辺はあまり真面目に捉えすぎなくてもよかったのかもしれないけど、
「子供が悪さするのは親の責任」
と先生にはっきり言われてしまうと、日々のレッスンに参加する際も気を張り詰めていないといけないような気がして、なんだか窮屈に感じてしまいました。
他に親子が参加しているなら、なおさら。
子どものことをたくさん褒めてくれるベビーパークさんなのだから、毎日頑張って育児してる世の母たちのこともついでに褒めてくれませんか…?(自分で言っちゃう)
ただ、担当の先生の指導が素晴らしかったことや、教室限定の割引なども用意されていたことから思っていたよりお月謝も高くなかったことから、ストイックさには目をつぶって入会してしまおうかと最後までかなり迷いました。
ですが、我が家では悩みに悩んで最終的に入会は断念しました。
我が家が入会しなかった理由
その一番の理由が、
【家庭で真似できるような内容のレッスンが多い】から。
体験レッスンを実際に受けてもらうとよくわかると思うのですが、教室で扱っている教材はどれも手作りできたり、安価で手に入るものが多いんです。
これは、日々のレッスンを家庭でも気軽に復習できるというメリットとも捉えることもできますし、正直我が家がもっとお金持ちだったら迷わず入会していたと思います。
ただ、息子たちの教育資金をいかに抑えて効率よく知育を行うことが我が家の方針なので、そうなると今一番に通うべき教室はここではないのかな、といった結論に至りました。
ただ、やっぱり
ますは体験レッスンに申し込んで、家庭で活用できる技を盗むべし!
入る・入らないはまず置いといて、とにかく体験レッスンに行くことは本当にメリットしかないと思います。
1回のレッスンだけでもたくさんのことを教わることができたし、著作権上載せられないのが残念ですが お土産もたくさんもらえました!(気になる方はぜひ、行って確かめてみてください)
体験を受ける前まで、ベビパのこと胡散臭いだなんて思っていたことが申し訳ないくらい、いい意味で裏切られました。
ただ、ストイックな育児論は合う合わないがあるかなと思いますし、どの習い事にも言えることですがレッスンの質は講師の方の技量に大きく左右されると思います。
また、実際に自分の中に落とし込んでご家庭で実践できるかは本当にママによると思うので、とりあえず興味があればまずは体験してみよう!と深く考えずにレッスンに参加してみるのかいいのかなと思います。
我が家では、ほかの習い事も検討したいので最終的に教室に通うまでには至りませんでしたが、もし長男が乳児の時に体験を受けていたらきっと通ってただろうな、と思います。