今回ご紹介するのは、
Ed Emberleyの
【Go Away, Big Green Monster!】。
こちらの絵本には、幼児の心をぐっと掴む、秀逸な仕掛けが散りばめられているんです!
息子もお気に入りの一冊なのですが、何がそんなに素晴らしいのかというと…
① ごく自然に発語のアウトプットを促すことができる
「Go away!」のかけ声で、モンスターの体のパーツが消えていく仕組みだと子どもが気づけばあとはこっちのもの!
こちらが仕向けずとも
自然に「Go away!」の言葉が子どもの口から出てきます。
②ページをめくるたびにひとつずつ、体のパーツが増えたり減ったりするため単語の意味が一目瞭然
単語の意味が目に見えて分かる絵本を選ぶことは、英語多読を行う上でとっても効果的。
日本語を解することなく、目と耳から、英単語の意味を英語のまましっかり理解することができます。
③redやyellowなどのシンプルな色に加え、bluish(青みがかった)やgreenish(緑っぽい)などふだんあまり出てこない色の言い表し方まで学ぶことができる
色を学べる英語の絵本は数えきれないほどたくさんありますが、色の微妙なニュアンスを伝えるこの表現の仕方は、幼児向けの絵本ではなかなか出てきませんよね。
絵本の内容自体は小さい幼児でも難なく読めるとてもやさしい文章なのに、新しい色が学べるのはポイントが高いですよね!
④とにかく、アイディアが面白い
なんだかんだ、これに尽きます。
どんなに優れた絵本だとしても、絵本自体が面白くなければ子どもは読んでくれませんよね。
我が子は、「Go away!」を言いたいがために何度も何度もこの絵本の読み聞かせを強要してくるほど。
ページをめくる前から、フライングで「Go away!」を連呼しちゃうくらい楽しんでくれているようです。
まとめ
絵本の読み聞かせを通じてこんなに簡単に、能動的に発語を促すことができる絵本ってそんなに多くないと思うので、我が家ではこれからも大切にしていきたい一冊です。
まだ英語絵本に慣れていないお子さんでも、絵本の仕掛け自体がおもしろくてわかりやすいので、きっと飽きずに最後まで見てもらえるのではないかと思います。
また、モンスターが出てくるということもあって、
【ハロウィンシーズンの読み聞かせやプレゼントにもぴったりの一冊】なので、機会があればぜひ手に取って見てみてくださいね♪