チビタとチビチビタ(おうち英語・知育・かんたん親子制作)

長男チビタ(年長)・次男チビチビタ(2歳)の母が、なるべくお金をかけずにおうち英語や知育を取り入れたり、ママ界隈で流行ってるあれこれに軽率に手を出したり、ひたすら好きなことしゃべったりしてるブログ

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佐藤ママ流・子育てに学ぶ!【頭のいい子に育てる3歳までに絶対やるべき幼児教育】正直レビュー


今回レビューさせていただくのは、【頭のいい子に育てる3歳までに絶対やるべき幼児教育】という育児書です。
著者は、佐藤亮子さん(通称・佐藤ママ)。東大理Ⅲに4人の子ども全員を合格させたという伝説の教育ママです。

この輝かしい肩書きを見るだけでも、「彼女は一体どんな風に子どもたちと関わっていたんだろう」と気になっちゃいますよね。
本の内容もそんな期待を裏切らず、乳幼児と関わる上で役立つヒントがふんだんに散りばめられていて、とても勉強になりました。


また、作中で語られる佐藤ママのお子さんに対する愛、教育に対する熱意が本当に素晴らしいので、わたしも読んでいてすごく感化されたのですが、本で紹介されたメソッドを全て真似できるか、と言われたらそれはまた話は別で。

それぞれの子どもの特性もあるし、わたしが佐藤ママと全く同じように我が子を育てたからといって絶対に息子たちが東大理Ⅲに行ける、なんてことはないわけで。


その点を理解した上で、
【我が家の方針に合ったメソッドを少しでいいから日常に取り入れてみたい!】というスタンスのわたしにとっては、とっても興味深い一冊でした。



さてさて、前置きが長くなってしまいましたが、今回は、わたしがこの本を読んで実際に我が子への【幼児教育】として積極的に取り入れたい内容や賛同できなかった点などをご紹介していきます。

参考になった点

絵本と童謡が幼児教育の二本柱

超・教育ママというイメージの佐藤ママですが、彼女が幼児教育の柱として掲げているのは【絵本と童謡】。この2つ自体は全くハードルが高くないことに驚きました。

この二本の柱に共通しているのは、読解力を育むものであるということ。3歳までにたくさんの美しい日本語に触れることはとても大事だということを再確認させられました。

ただ、一般的な家庭と大きく違うのは圧倒的な読み聞かせの量…!!!!
佐藤ママは自分のお子さんたちが3歳になるまでに、絵本と童謡をそれぞれ1万回読んで、聞かせたのだそうです。


こういったところから、佐藤ママの狂気(褒めています)が垣間見えるのも素敵だなと思いました。

今まであまり意識したことはありませんでしたが、古き良き美しい日本語が使われている童謡も積極的に聞いていこうと思いました。


ちなみに現在、童謡と歌詞がセットになっているCDとして一番有名なのはくもんのうたえほん200ですよね。

そんな中、我が家ではカードとCDがセットになっている童謡カードを購入。曲ごとに挿し絵がついているので、まるで小さな絵本を見ているような感覚で一曲ずつ歌い聞かせています。

とにかく体験の機会を大事にする

机上の勉強だけではなく、【いろんなところで得た知識が本当にあっているのか実際に確かめる】、といった何かを経験する機会をとにかく大事にされていた佐藤ママ。

確かに、インプットした知識を知識のままで終わらせるのではなく、体験してアウトプットすることで自分のものにするのはとても素晴らしいことだなと思いました。

ちなみにわたしも、こちらの本で取り上げられていた【工作図鑑】を読み終わったあとすぐに買いにいきました。
紙飛行機に折り紙など、小さな子どもでも親の補助があれば作れるものもたくさんあるので、本当にオススメです!

日本語の力を伸ばすことが何よりも大事

日本に住んでいる以上、まずは何よりも母国語である日本語を重視すべき、という考えの佐藤ママ。おうち英語にも片足を突っ込んでいる我が家でも、極端に子供を英語漬けにしない理由はこちらにあります。

とにかくこの先何の勉強をする上でも、日本語の能力、読解力は必要になってきますよね。
つまり、全ての学力の基盤になるものが日本語力です。
昨今の大学入試改革でも話題となった《読解力の重要性》。AI技術が日に日に生活に浸透していく中で、今を生きる子どもに必ず身につけさせたい力とも言えるのではないでしょうか。

そして、わたし自身も塾講師時代に【教科書に書かれている平易な日本語が理解できない生徒】をよく見てきたので、まずは日本語をしっかりと学ぶことが大事だなと改めて考えさせられました。

賛同できなかった点

一方で、我が家では取り入れられないなと感じたり、考え方があわないなと感じた点もいくつかあったのでそちらもご参考までにご紹介します。

テレビはNG、大きくなるまでは超アナログで育てるべき

テレビに限らず、スマホタブレットが普及した現代で、映像系を完全に排除しているというご家庭は今やほとんどないのではないでしょうか。

佐藤ママの方針は、
【テレビに限らず、タブレットなどの端末やゲームもNG。3歳まではスマホを子供から遠ざける】
というもの。

確かに、テレビを見せる時間の代わりに佐藤ママのように子どもと関わることができたらそれがベストですよね。

それは重々承知なのですが、それでも!
使い方さえ気をつければ、必ずしもダメ!というほどのことではないのかな、と。
テレビやスマホアプリにも、良質なチャンネルはたくさんあるわけだし、そこは親の工夫次第で活かすことは可能なんじゃないかなと個人的には思います。

基本的に、育児は母親の仕事

育児は父親ではなく、母親がするもの!という考えは、今の時代にはそぐわない考え方だなあと感じました。

ただ、その考えを読み手に押し付けているような言い回しはなかったので、不快には感じることはありませんでした。

まさに、【よそはよそ、うちはうち】だよなあといった感想を持ちました。

こども部屋がなく、プライバシーもほとんどない

こちらもお子さんの性質によるのだと思うのですが、わたしの子供時代のことを思い返したら家の中で1人になれなかったり、情報が筒抜けだったりする状況はきっと耐えられなかっただろうなあと。

佐藤ママのご家庭では、それがうまく作用したのでしょうが、実際にこちらを実践しようとすると現実ではかなり難しいのではないかと思いました。

間違いなく、佐藤ママだけでなくそのお子さんたちもみんなエリートチルドレンだったのだろうなあと。

最後に

今まで.佐藤ママが実際にどのように子育てをされていたのかを具体的には知らなかったので、この本を通じて育児メソッドを知ることができてとても勉強になりました。

一冊にこれでもか!というほど幼児教育のヒントが散りばめられているので、情報量が多すぎて何度読んでも吸収しきれないほどお得感満載の一冊になっています。

ちなみに、読んでいて一番印象的だったのは、新聞の配達員がやってくるほどの真夜中に佐藤ママが子供と【一緒に】起きて勉強していたことがさらっと書かれてあったことです。
佐藤ママのご家庭ではそれが当たり前のことだったのかもしれませんが、普通そんなことできませんよね。

子供に勉強しなさい!と言うだけなら誰でもできるけど、子供と【一緒になって勉強する】ことは中々実践できることじゃない。
このように、日頃から子供たちと真摯に向きあっていたからこそお子さんが全員東大理Ⅲに合格するという偉業を成し得たのだろうな、と思います。

ストイックなイメージのある佐藤ママの育児メソッドなので、ご家庭によって合う・合わない、考え方の好き・嫌いの好みはどうしても分かれるとは思います。
ただ、佐藤ママ流の子育ての知識がぎっしりつまった内容なので、小さなお子さんのいるご家庭は、機会があれば試しに一度お手に取って読んでみてほしいです!

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