今回ご紹介するのは、モンテッソーリ教師・丘山亜未さんによる【子供の才能を伸ばす5歳までの魔法の「おしごと」】です。
初めてモンテッソーリ教育に触れる方や、簡単なことから取り入れていきたい方などにはうってつけの育児書なので、ぜひこちらのレビューを参考にしてみてくださいね!
どんな人におすすめ?
【世界で一番簡単なモンテッソーリ実践法】と銘を打っているだけあって、こちらの本で取り上げら得ているのはとても基本的なことです。そのため、おうちモンテの入門編として最適の本だと思います。
具体的には、「モンテッソーリ教育って、興味はあるけど何から始めていいのかわからない」、「始めるハードルが高いからまずは簡単なことから始めたい」、「自分の子供の月齢にあったお仕事は何なのか知りたい」という方に特にオススメです!
一方で、おうちモンテの取り組みを日頃からがっつりされている方は、後半で紹介されているお仕事の内容などはほとんど実践されていると思うので、少し物足りないかもしれません。
ただ、そんな方たちにとっても、【一度モンテッソーリの定義を見直す】という意味で読んでいて意味のある本だと思います。
印象に残ったこと
おしごと
モンテッソーリ教育で行うことは、身の回りのことを含め全ておしごとと呼ばれるのですが、それを行うことで【子どもの問題行動が減る】そうです。
【待つ】力の偉大さ
日頃、どんな家庭でもつい「早く早く!」と子どもを急かしてしまいがちですよね。そう言いたい気持ちを抑えて、試しに2分待ってみると、それだけで子供が次第に自分でいろんなことをできるようになるそうです。
やらなくてもいい、という著者の寛大なマインド
子どもにとって大切なのは親の笑顔やリラックスした心。そのため、「親がおしごとを楽しめなくなったら、やめてしまっていいんです!」と言い切る著者の寛大さにとても好感が持てました。
そして「子どもだけでなくあなた自身も大事にしなければいけない」、という言葉に思わずうるっときてしまいました。
育児書は、《理想論が多くて読んでいて耳が痛い…》といったものも多いのですが、こちらの本はそんなこともなく、ストレスを感じることなくすんなりと読むことができました。
むしろ、言葉の端々から滲み出た著者の人柄の良さを本全体から感じて、読んでいてとても心地よかったです。
取り入れたいおしごと
年齢やおしごとの種類ごとに分類されて、わかりやすくまとめられていたのでとても見やすかったです。中には、お米を研いだり卵の殻向きをすることなど、我が家で自然と子どもたちに手伝ってもらっているものもありました。
我が家では新たに、長男(4歳)に裁縫、えんぴつを削るおしごと、次男(もうすぐ2歳)にお水のあけ移しのおしごとをやってもらおうかなと思いました。
そして、我が家では今まで安全のために子どもをキッチンから遠ざけてしまいがちでしが、これからは食材に触れたり、洗ったり、千切ったり、皮をむいたりと、意識してもっとキッチンでのお仕事をお任せしていこうかなと思いました。
また、運動のおしごとではしっぽとりゲーム、数&ことばのおしごとでは、階段を登る時に数を数えるおしごとをやってみたいです。特に、暇つぶしも兼ねて会談で数を数えることが結果的にすごろくにも繋がっていくなんて、目からウロコでした。ちょうど長男がサイコロを振るのにハマっているので、なおさらいい取り組みだなと思いました。
購入者特典までついてくる
こちらの本一冊だけでも色んなアイディアに触れることができるのですが、それ以外にも【本に書ききれなかったおしごとの内容や動画を見ることができる購入者特典】までついていたので、これは本当にお得だな、と思いました。
まとめ
いかがでしたか?
今回ご紹介した内容はこちらの育児書の本の一部なので、興味を持った方はぜひ一度手に取って読んでみていただきたいです。
ちなみに、本書で紹介されていた、茂木健一郎さんの【5歳までにやっておきたい 本当にかしこい脳の育て方】という育児書もとても面白そうだったので、こちらも併せて読んでみるのもオススメです。
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